小1の壁って具体的に何が大変か知っていますか?
実際に通ってからわかることも多かったです。
ご家庭によって悩むポイントはさまざまですが、「こんな悩みもあるんだ」と知っておくと、いざ壁にぶつかったときに対処しやすくなります。
今回は
- ママの働き方
- 子どものメンタル面
- 親子関係
など、実際に小1の壁を体験したInstagramの先輩ママさんが、大変だったことをまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね!
小1の壁で何が大変かはママ側の事情が多い
そもそも「小1の壁」ってどういうものなのか、ネットの国語辞書で調べてみました。
子どもの小学校入学を機に、仕事と育児の両立が困難になること
出典:goo国語辞典
調べてみてわかったのは、子ども自身がぶつかる壁というより、ママが向き合う事情だということ。
ただ、小1の壁がどうして大変なのかを考えていくと、子ども側の変化が関係しているのもたしかです。
心配しても仕方ないこともあります。
けれど、「こういったケースが考えられるかも」と知っているだけで、気持ちは軽くなるはずです。
小1の壁は何が大変?先輩ママに聞いた10選紹介
具体的に小1の壁は何が大変なのか、先輩ママさんにInstagramで教えてもらいました。
その内容がとても参考になったので、10個ご紹介します。
「小1の壁、大丈夫かな……」と不安に感じているママさんは、ぜひ参考にしてくださいね。
1.働き方
小学校に入学すると、保育園や幼稚園のときは何とかなっていたことが、むずかしくなる場合もあります。
- 日祝勤務で学校のリズムと合わない
- 帰宅が間に合わなくなる
- 長期休暇のとき、仕事はどうしよう
- シフト制で、決まった曜日に習い事させるのがきびしい
など、ママの働き方によって問題はいろいろです。
Instagramでとった、「就学を控えているママたちの働き方」についてのアンケート結果を見てみると……
A 仕事は変えないつもり | 218 |
B 仕事を変えたい.. | 264 |
C 様子見します | 153 |
D いまも働いてない | 68 |
仕事を変えないつもりのママと、変えたいと考えているママが同じくらいでした。
ただ、転職と就学が重なると
- 親子ともに慣れない環境で大変
- 有休がリセットされて休めなくなる
といったデメリットもあります。
2.学童問題
そもそも定員があって学童に入れないケースもありますが、入れたとしても安心ではありません。
「あとから問題が出てきた」という声も寄せられています。
たとえば、
- 学童の雰囲気が子どもに合わず、行きたがらなくなる
- 学童を使っても迎えに行く時間に間に合わない
- ふたを開けてみたら繊細な子で、家庭でのケアが必要だった
などの困りごとがありました。
学童に入れないパターンは、「小1の壁」と聞いたときに思い浮かびましたが、「入ったあとも問題があるかもしれない」とは考えていませんでした……。
3.平日も忙しい
小学校に入学すると、平日も結構忙しいです。
- お知らせ関係がプリントや連絡帳頼みなので、あわてる
- 当番や役員がある
- 平日行事が意外と多い
- 午前で終わる日など、スケジュールに波がある
といった先輩ママさんの声をよく聞きます。
特に1年生は帰宅時間が早く、午前中で終わる日が多くてビックリすることも。
そのため「仕事の休みや調節が必要」という、先輩ママさんの声もありました。
息子が入学したときも、はじまって1週間くらいは給食がなく、「行って帰ってくるだけ」のような日も……。
4.長期休暇
小学校に入る、と夏休みや冬休みなどの「長期休暇」があります。
幼稚園に通わせていたママさんだと、夏休みや冬休みを経験しているかもしれません。
保育園ママさんの場合、お盆と正月にお休みがあるくらいで、基本的には長く預かってもらえていました。
長期休暇、未知ですよね。私も夏休みを経験してみて、保育園のありがたみが分かりました……。
長期休暇で悩むのが、ママの仕事や子どもの過ごし方。
宿題はもちろん、1年生だと生活リズムもある程度、親が見てあげる必要があるかもしれません。
また、長期休暇中に学童を使っても、地域によっては
- 開館・閉館時間が変わる
- 給食がなく、毎日お弁当
- 長期休暇中は親のお迎えが必要
といった問題が出てくることもあります。
5.登下校
ママたちが「心配!」と声をそろえるのは、毎日の登下校。
親の目が届かなくなるのは大きな変化ですよね。
事故や不審者はもちろん、子どもが危ないことをしていないかなど、不安だらけ。
一緒に行き帰りするメンバーにやんちゃな子が多いと、道路に飛び出してしまうことも……。
最初はお迎えや付き添いもあるので、危ない場所がないか、親子でチェックしておくと安心かも。
登下校の時間が長い子どもは、トイレ対策もマスト!
家や学校を出る前にすませるのはもちろん、もし途中で行きたくなったらどうするか、話し合っておくとよさそうです。
私はもしもに備えて、息子のランドセルに、替えのパンツと靴下を入れています。
6.人間関係
ママとしては、子どもに楽しい学校生活を送ってほしいですよね。
そんな思いから
- 学区外の園から入学するので心配
- なじめるかな
- いじめは大丈夫かな
など、不安を感じているママさんは多い印象です。
入学前、私もすごく心配でした……。
でも大丈夫!
- 出身の園は関係なく、入学すると子どもの人間関係もリセットされる
- 子どもは親が思っているより、順応が早かった
という声を、先輩ママさんから多くいただいています。
息子は学区外の保育園から入学しましたが、問題ありませんでした。
実際に1年生のうちから人間関係につまずくことがあるのか、Instagramでアンケートをとってみると、
はい | 37% |
いいえ | 63% |
全体の3割くらいの人が「はい」と答えていました。
ちなみに女の子の方が、いざこざが多い印象です。自分も女子として生きてきたから、何となく分かる気がする……。
7.心理面のケア
入学は子どもにとって、環境が大きく変わります。
特に、繊細な子をもつママは心配ですよね。
先輩ママさんからは
- 行きしぶりがあった
- おねしょが再発した
- 子どもが体調を崩した
- 反抗的になった
- 朝から泣いている
などの声が聞かれました。
息子も保育園のときに行きしぶりがあり、「繊細なのかな?」と思ったことがあります。だけど、実際は大丈夫でした。
入学後、心の面で影響が出るかどうかは、子どもによっていろいろです。
登下校の付き添いひとつとっても、すぐに一人で行けるようになる子もいれば、しばらく親が付いてこないと不安な子もいます。
もし朝から泣いていたり、おねしょしたりなど、体調にあらわれたら大きなサインだと思うので、見逃さないようにしたいですね。
8.宿題
宿題を見る時間をつくる必要もあります。
丸つけや音読、間違い直しなどがあり、親が家事の手を止めなければならないものも。
家庭によっては、「下の子が宿題の邪魔をしてイライラする」という声もあがりました。
子どもの性格によっては、「宿題やれ」「やらない」みたいな、やりとりに苦労するかも……。
息子の場合、2学期から宿題の量が増えてきたものの、思っていたより時間はとられませんでした。
また私の住んでいる地域では、宿題+10分程度の自主学習をすすめられています。
わが家は、自主勉強の時間に通信教育のポピーをやっています。
むずかしすぎないので、毎日の勉強にピッタリです。
ポピーについては、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
また、別の記事ではいろいろな子どもの通信講座の口コミも紹介しています。
自主勉強や授業の復習などに困ったら通信教育も検討してみてくださいね。
9.親子関係
小学生になると、大人の目が届かなくなる分、親子関係にも変化が出てきます。
「反抗期なのか、すごく生意気になった」という声も聞かれました。
また、学校は保育園や幼稚園のように、先生から小まめに子どもの報告はありません。
どう過ごしているのかは本人から聞くしかなく、話してくれないときはナゾ……。
放課後お友だちと遊びに行くとなると、どこまで手を離すかも悩みどころです。
防犯の面でもボーダーラインがむずかしいですね。
10.その他
その他にも、先輩ママさんからいろいろな声が届きました。
- 下の子たちともリズムが変わるので大変
- 子どもの発達障害の疑惑が……
- 園よりさらに集団生活が求められる
- 文字の読み書きとかどうするのかな
子どもによって、悩みはいろいろ。
親は心配だけど、実際どうなるかは入学してみないとわからないのも事実です。
文字の読み書きは、何となくわかっているレベルなら大丈夫!息子は小学校に入ってから、先生のおかげで字がキレイになりました。
小1の壁で何が大変かは入学してみないとわからない
今回は小1の壁についてご紹介しました。
親の私たちにとって、心配事はいろいろあると思います。
でも、主役はあくまでも子ども自身。
実際は入学してみないとわからないし、その子によっていろいろです。
私が経験してみた感想は、「入学前に感じていた、壁がそびえ立っている感じは、それほどではなかった」というのが正直なところ。
ご紹介した内容が、これから入学を控えているママさんの参考になればうれしいです。