義両親との付き合い、うまくいっていますか?
今回は、私の体験を踏まえた義両親との付き合い方について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね!
私が義両親との付き合い方に迷った時期
私は最初の子どもを出産したあと、義母とギクシャクした時期があります。
出産前までは仲が良く、一緒に買い物に行ったりランチに行ったりしていました。
それなのに、子供を産んだ後、急にうまくつきあえなくなりました。
少しだけ私の体験談をご紹介します。
第一子出産後に感じた義母への不満と罪悪感
義母は「いい人」です。
よく言えばお世話好き。
悪く言うと人の意見を聞かないタイプでもあります。
私は、最初の出産は諸事情で里帰りをしない選択をしました。
義母が「産後手伝うよ」と申し出てくれていて、最初は心強いなと思っていたのですが…
出産が近づいたある日、
「私、仕事休んだから2週間泊まり込みでお世話できるからね!」
と言われました。
私の考えていた「お手伝い」とはずいぶん違うなと正直感じてしまったのですが、ランチや買い物にもよく行く仲でしたし、大丈夫だろう…なんて思い、その違和感に蓋をしてそのまま話を受けてしまったのが間違いでした。
初めての産後、メンタルも体調もボロボロの中急に始まった同居生活。
しかも
- 私に何も言わず、勝手に親戚が自宅へ遊びに来る約束を取り付ける
- 「この人いい人だから!」と勝手に訪問助産師さんを呼ぶ
など、私の知らないところで話をどんどん進めていました。
家事もやってくれるし、非常識な発言をする人ではない義母ですが、私は
- 義母の顔も見たくない
- 赤ちゃんにもさわってほしくない
という状態になっていました。
距離感に悩んだ産後
今思うと産後のボロボロの時期というのも、よくありませんでした。
義母にグイっとテリトリーに入ってこられ、線引きが崩されたことに精神的な負担を感じていたのだと思います。
また、私自身の気質も関係を悪化させていました。
少し八方美人な部分があるので、つい笑顔で対応してしまい苦しむという悪循環。
産後しばらくは、義母からのメールは開くのも嫌だったし、「孫の誕生日、どうする?」という電話も辛く感じていました。
夫にはグチを言えなかった
1度だけ、夫に義母のことを相談しました。
もっと距離を取りたい、というようなことをオブラートに包んで…
しかし夫の答えは
「俺の親だって気を使ってくれていると思うよ。」
の一言でした。その声のトーンから不機嫌なのが伝わりました…
私の気持ちに共感してもらえませんでした。
夫の言うことは正論です。義両親に気を遣わせている部分は当然あるでしょう。
でも「私の味方にはなってくれないんだな」と痛感しました。
そりゃ誰だって自分の親を悪く言われたらいい気持ちはしないですよね……。でも寂しかった
義両親との付き合い方で大切にしている3つのポイント
産後しばらく悩んでいた義母との関係ですが、今はずいぶんよくなりました。
べったりではないが、断絶したわけではない、私にとって納得できる距離感を保てるようになったと感じています。
以前のようにギクシャクするわけではなく、距離感を保つために、心がけていることをご紹介します。
自分自身を変える
私は、自分を変えることからチャレンジしました。
人を変えるのはむずかしいもの。
それなら、自分を変えるしかありません。
たとえば、私は「いい子ちゃん」を辞めました。
人に嫌われたくなくて、断れないタイプでしたが
「いやなものはイヤだと言う」
を意識したら、義母といい距離感を保てるようになりました。
自分の意思は二の次にいい子ちゃんを続ける未来と、しっかり意思表示をする自分の未来。
自分のメンタルはもちろんですが、これ以上義母との関係を悪化させないためにも後者を選ぶ勇気が必要だと思い、少しずつですが変わる努力をしています。
自分の感情を認める
私は長い間、罪悪感に苦しみました。
世間から見ても義母はいい人の部類に入ると思います。
だから私は
「いい人」である義母をイヤに思うなんて、自分は最低だ……
と自分を責め続けてきました。
でも自分が万人に好かれないのと同じで、いい人である義母も一定数「苦手」と思われる人がいても不思議ではありません。
たまたま義母を苦手だと思ったのは、私だったということ。
ほかの人からみたら「いいお義母さん」かもしれませんが、立場が変わると見方も変わります。
はっきり言います。私は義母が苦手です!笑
それでいいんです。仕方ないんです。だってそう思うんだから。
自分の気持ちを認められるようになってから、ちょうどいい距離感や線引きが見えました。
イベントごとは2回行う
義母とちょうどいい距離を保つために、具体的な行動も起こしました。
その1つが、子どもの誕生日などのイベントごとを2回やること。
孫の誕生日が近くなると「お祝いをしよう」と、義母から連絡がきます。
私はそれが毎回辛かった。
なぜ辛いのか考えていくうちに、2つ答えを見つけました。
・自分の縄張りに侵入してほしくない
・育児の主導権を義母に握られたくない
まず気がついたのは、自分には一定の縄張りが存在するということです。
一言で家族といっても、自分の中で線引きをしている部分がある。
私のなかには自分の人生において「核となる家族」と、そうでない家族がいるんです。
私にとって「核となる家族」は夫、子どもたちと私。
残念ながら、義母は私にとって核となる家族ではありません。
理由はわからないけど、そう考えると合点がいくんです。
距離感がおかしくなったと感じたことや、そこにストレスを感じること。
自分のこの「核」の部分、縄張りのこちら側にグイグイはいってこられる感覚があったからなのではないかと思います。
「子どもの誕生日は、核となる家族と過ごしたい」
これが私のゆずれない気持ちだから辛いのだ、ということがわかりました。
そして義母の性格上、色々世話を焼いて取り仕切ってくれるだろうことは容易に想像がつきます。
と、子供のことに関して義母に主導権を握られることにもモヤモヤすることに気がつきました。
しかし義母も孫の誕生日は祝いたい。
あまり干渉しないでよと苛立つ一方で、私の感情だけで断るのは違うよなとも感じていました。
苦手だと感じる一方で、歩み寄りたい気持ちもありました。
だから、2回イベントを行うことにしました。
誕生日なら
- 当日は核となる家族で過ごす
- 週末は義両親と過ごす
のように2日に分けてお祝いをするのです。
そして
- 誕生日当日は、私が主導権を握る
- 義両親と過ごす日は義母に料理も行くところもすべてお任せする
という形にしています。
愚痴は夫ではなく女友だちと発散する
愚痴を言いたくなったときは、気持ちを分かってくれる女友達と盛り上がるようにしています。
夫に何かを伝えるのは、自分で解決できないときだけ。
伝えるときも
「〇○だと困るから、こうしてくれるようにお義母さんに伝えてくれる?」
と愚痴っぽくならないように伝えています。
10回に1回くらいうまくいかないときもありますが、険悪にならずに自分にとっていい感じにコントロールできるようになりました。
自分と家族を守るために義両親との付き合い方を工夫していこう
今回は私の体験を踏まえて義両親との付き合い方をご紹介しました。
今、わが家は1番辛かった時期に比べると嫁姑の関係もグっと良くなりました。
あのまま義母を嫌いになっていたら、夫婦の中もこじれていたと思います。
自分と家族を守るため、多少要領よくあることは大切です。
悩んでいる人の参考になりましたら幸いです。