あなたは、「もし自分の身に何かあったら」と考えたことはありますか?
家族や子供、大切な人はきっと悲しむでしょう。
でも、泣いても辛くても時間は過ぎていき、世の中は進んでいく。
悲しみを抱えながらも、生活も生きることも続けなければいけません。
あなたがいない明日。パパや子供たちは今日までと同じように生活できますか?
料理や洗濯、保育園の準備に宿題の管理…気になることはたくさんあるでしょう。
その前に、そもそもお金や大事なものはどこにあって、クレジットカードは何枚あって、毎月いつ何が引き落とされて、どんな保険に加入していて…
そんなことも含めて、ごめんねあとお願いね!と安心して任せられる状態にしている人は、どれだけいるでしょうか。
この記事では、この問いにイエスと答えられなかった私が銀行で出くわした怖い話、それを機に作成したエンディングシートについてお話しています。
記事の最後からエンディングシートがダウンロードできますので、ぜひ活用してみて下さいね。
銀行であった怖い話
先日銀行に行った際、こんな出来事がありました。
あるおばあさんが、困った顔で窓口にやってきてこう言うのです。
銀行員さんは尋ねます。
規定上、銀行の口座って、その名義人が亡くなったことを確認した時点から凍結されるんですよね。
女性はお金を引き出す前に銀行側へ申告したことになり、ここからは既定の手続きを踏んで、通帳のお金を実際手にするまでは数週間かかるかもしれないと説明を受けていました。
「葬式や生活費など、これからいろいろかかるのに…」と、困り果てるおばあさん。
通帳の場所、口座の種類や残高なども、全くノータッチでわからないとうなだれていました。
このおばあさんの話、みなさんはどう感じますか?
自分がこのおばあさんの立場だったら、どうでしょうか。
私は次の3つの観点から、なんて怖い話だろうと思いました。
世の中の仕組みを知らないという怖さ。
夫婦間で情報を共有していないという怖さ。
相手に依存する怖さ。
名義人が亡くなったら凍結される等の常識を知っていたら、事前に対策がとれたかもしれません。
夫婦間でもしものときのことや、通帳や印鑑の場所など、大切な話を普段共有していたら、心身が疲弊しているときに、余計なことに時間を奪われずにすんだかもしれません。
家族だから夫婦だから、協力して家庭を築くのはいいことですが、一方で「相手が管理してるから…」「相手がやってくれてるから…」と任せきりにしていたら、いざ相手がいなくなったとき、困らないでしょうか?
少なくとも私にはいくつか思い当たる節がありました。あなたはどうですか?
いつかは…と思っていたエンディングノート、書こう
この出来事を機に、私の中で「いつかはやりたい」と思っていたあることの優先順位がグッとあがりました。
それは、エンディングノートの記入です。
通帳や保険、ローンなど資産にまつわる大切な情報や、家族や親族について、自分の最期や死後の希望についてなどを記載するもので、残された家族がいざというとき困らないうようにするためのノートです。
大切な人への最後の優しさだ思います。
病気、不慮の事故、災害…全く1ミリも望みませんが、望んでなくても万が一が起こる可能性はありますよね。
悲しい思いの最中にいる夫や子供たちに、あのおばあさんのように手続きや物探しに翻弄させるなんてことはさせたくないと思いました。
今の時代、エンディングノートは100均にも売っているし、インスタやネットを検索するとすぐにいろんな情報が出てきます。
でも一般的にはエンディングノート=終活=高齢者というイメージがあるためか、心に刺さるデザインが見つけられず…
(必要な情報がわかればいいわけだから本来はそれでいいんですが)
でもせっかく書くならと、私流にアレンジして作っちゃいました!
こんなかんじになってます。
これは私自身が使うために作ったんですが、一気に何十ページという量を書こうと思うと絶対に中途半端になるんですよね。
なので今回は資産情報や家族情報など、私がとりあえず今必要だと感じるページを中心に作成しています。
一般的には自分の最期についてやお墓関連の希望を書くページがあるのですが、これはおいおい追加していく予定です。
エンディングシートのPDFはこちら
こちらからダウンロードしてコピーしたり、goodnoteに落とし込むなどして活用してください♪
ー2024.6.18追記ー
内容を2枚追加しました。デジタルデバイス(スマホやPCなど)の処遇に関するページと、有価証券について記載するページです。
必要に応じてダウンロードし、お手持ちのシートに追加して使ってくださいね!
A4サイズで作ったので、100均などで売っているレールファイルなどでまとめておくとスッキリするかと思います♪
また、これを書き出すことで自分の貯蓄や資産、保険の現状が見えてくると思います。
経済面での人生設計、将来予測にもし不安を感じたら、このタイミングでそちらの見直しもぜひやってください!
「何かあった時」や「将来」については予測できないことも多いですが、ことお金については見通しが立てやすく対策を講じやすい分野だと私は思います。
我が家は育休中にFPさんに相談して大幅に見直しをかけ、先日はずっとほったらかしにしていたがん保険の加入をようやく片付けました。
毎度同じところで恐縮ですが私が信頼しているオンラインの無料相談サイト載せておきます。
強引な勧誘がなく、FPさんが博識で親身です。
みなさんもこれを機に、目を背けていた「もしものとき」のこと、「お金」のこと、勇気を出して向き合うと、きっと今よりスッキリした気持ちで暮らせますよー!!!