その時、選択肢のひとつとして時短勤務を考える方もいるのではないでしょうか。
実際私は2人目の育休から復帰するとき、時短勤務を選びました。
時短勤務って、どんなイメージがありますか?
私は実際やってみるまで、極端に言えば「ゆるく働けて家庭優先にできて楽な働き方」くらいに思っていました…。
とんでもございません!!
今日は、実際に経験してみてわかったメリット・デメリットをお伝えしようと思います。
悩んでるママ、ぜひ読んでみてください。
時短勤務制度は会社にとって義務だよ
3歳未満の子供を養育する者に対して、時短措置の導入は義務とされているようです。
3歳以降の子を養育する者に対しては、努力義務です。努力義務なので、あくまで努力であって絶対ではありません。
皆さんの職場は、時短勤務制度を気軽に利用できますか?
当時私が取得した時は、制度として規定に書いてあるけれど、創業20年以上の歴史の中で私が取得第一号でした。
たぶん制度自体知らない人も多いと思いますし、希望しても人手不足や繁忙等の理由で許可してもらえないケースもあったようです。
措置は義務でも、利用できるかどうかは別なんかい!と心でつっこみましたよね。
それでも私は部署の上司が理解ある方だったので、育休中に何度も面談に通って、時短勤務の利用を認めていただくことができました。
では実際経験してどうだったのか、思ったことを書きますね!!
時短勤務のメリット
1.フルタイムより時間に余裕がある
私の場合は始業が30分遅く、終業が1時間早い勤務で、実労働は6時間でした。
ママにとって朝の時間って1分でも貴重ですよね。30分あるだけで、かなり助かったなぁと思います。
それでも食べたお皿を食洗機にセットできないままタイムリミット…とかあるんですけどね…
終業が早くて良かったと思うのは、仕事の日でも子供と遊ぶ時間がとれること。これに尽きます。
私はこの早上がりした1時間は、家事には使っていませんでした。
2人目育休中にすっかり早いお迎えに慣れてしまい、1秒でも早く迎えに来てほしいと願っている息子の気持ちを汲んで、フルタイムと同じく時短定時後ダッシュでお迎えに行っていました笑
でもそのおかげで、帰宅すると近所の子供たちと外で思いっきり遊ぶことができ、自転車に乗ったり公園に行ったりもできました。
夕方帰ってくると、近所の子たちが家に入るタイミングだったり、もう誰も外で遊んでいなかったり…そんなフルタイム時代にはできなかったこと。
息子のうれしそうな顔を見ることができたのは貴重でした。
2.子供の生活リズムが整えやすい
フルタイムに比べてすべての時間が前倒しになり、夕飯・お風呂・就寝の流れがとても早くなりました。
フルタイム時代の子供の就寝は21時~22時でしたが、時短勤務にして20時半~21時へ!
夕方思いっきり遊んでいるのも関係あったかもしれません。
朝の起床はそんなに変わらなかったな。
3.正社員扱いなので昇給には影響しない
時短勤務でも正社員なので、それを理由に不当な待遇をされることはありません。
でも労働時間が短いのは事実なので、参加できない仕事も多少はあります。
例えば夕方以降の会議や指導的な立場での業務からは外れていました。
ただし、会社によっては出世コースを外された、責任ある業務を振られなくなったなどの経験で悔し涙を流すママもいました。
ここは自分の会社によく確認すべきところです。
時短勤務のデメリット
1.仕事はかなりタイトスケジュール!
これは声を大にして言いたいです。時短は決して楽ではないという所以。
職場によって業務量への配慮は様々かと思います。
私の部署は基本残業NGですし、私は時間で帰れるように配慮してもらっていました。
それでもかなり予定をつめて、効率よく動かないと終わりません!
予定管理や業務効率などのスキルが予想以上に必要になります。
効率を求めた結果、私はフルタイムの時に比べて、周囲とのコミュニケーションの時間が格段に減ってしまったなと感じていました。
朝出勤すると、朝礼はすでに終了しているので業務連絡の把握にラグがあったり…
周囲はすでに業務を開始しているので、部署に不在の人も多数。
業務そのものや事務処理を優先していくと、必然的に周囲との何気ない会話などは減っていきます。
自分で選択した働き方ではありましたが、想像以上にいっぱいいっぱいで、それなのに周りには追い付けないような、迷惑をかけているような罪悪感がどこか消えない。
時には「ずるい」と言われることもありました。
2.収入減は短縮時間分だけじゃない
収入も大事なポイントですよね。働く時間が少ないので、フルタイムに比べて収入が減るのは当然です。
が、短縮時間分を時給換算してマイナスされるだけだと思っていたら…
私の場合は住宅手当や資格手当など、手当の部分もフルタイムより少なくなっていました…!
そんなの聞いてない!って思いましたが、もう仕方ないですよね…
ついでに言うと有給休暇の使い方や残業申請もフルタイムと少し違ったりします。
申請してみたらちょっと待ったがかかったりして、職場内にまだ時短勤務が浸透していない証拠だなぁって思いました。
4.日々のドタバタ感はなくなるわけじゃない
これは不思議なんですが、時短分時間に余裕があるはずなのに、結局毎日のドタバタ感はあまり変わらないんですよね。
何時に起きてもギリギリになるし、何時に帰宅しても夕飯から寝かしつけまでのノンストップ感は一緒です。
専業主婦だから優雅に子育てができるわけじゃないのと一緒で、子育てしている以上はこのドタバタ感からは逃れられないのかもしれませんね。
まとめ 時短勤務はラクじゃないけど価値はある
時短勤務のメリット・デメリットについて、実体験に基づきまとめてみました。
実際経験してわかること、たくさんありました。
とりあえず時短勤務だからって楽してるわけじゃないってことは間違いないです!
復帰したときはそれこそ想像の斜め上を行くハード感だったので、
きっとどんな立場も、なってみなければわからないことがたくさんあるんだろうなぁという人生観まで手に入れました。笑
正直、仕事の面だけ見たら私は後輩に相談されたら積極的にはすすめません。
でも家族の時間、人生レベルで見たら、必ずしもよくない制度とも思いません。
今悩んでいる方がもしこれを読んでくださっていたら、自分の優先順位や自分にとってのメリットデメリットを見極め、ベストな選択ができることを祈っております。